大地丙太郎文庫

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踊る!柳生十兵衛 02
さて、十兵衛でございますが、今、天下の柳生十兵衛は団子を口に加えたまま街道を走っております。
十『しえ〜〜〜〜〜〜!!!』
その後ろからは、すりこ木振り回して追いかける茶屋のおばんでございます。
おば『待てぇ〜! こんの食い逃げ野郎!』
十『すすす、すまんっ! あんまりダンゴの絵が旨そうだったんで、つい金のない事を忘れてた。く、食い逃げするつもりはこれっぱかしもなかったんだ!』
おば『じゃあ、なんで逃げるんだ?』
十『おばさんのそのすりこ木が恐いんだよ〜!』
おば『だれがおばさんじゃ! あたしゃまだ29だっ!』
おばん若い。
ふと見ますれば、前方にあの柳生屋敷から走り出た美影が、旅姿で歩いておりました。いつのまにか十兵衛を追い越してたのね美影ちゃん。さすが忍者。
おば『おい、そこのお侍みたいなおねえちゃん〜っ!』
おばんの声に振り返る美影。
すると目に飛び込んで来たのはまず団子を加えた柳生十兵衛。
おば『食い逃げだっ! 捕まえてくれろっ!』
美影、突然のコトにそれが探してる柳生十兵衛とは気がつかず『なにっ、食い逃げっ?』
不届きものめ、この美影が捕らえてしんぜるとばかり構える。
十兵衛の方は一目で我が手下美影と気づきます。
十『うえっ、美影かよ!』
ぎょっとする十兵衛。さては俺を連れ戻しでも来たか?
慌てて顔を隠す。が、勢いあまって美影に突進。美影、捕まえようするが、するすると交わす十兵衛であります。
美影が柳生忍群なら十兵衛も剣豪。攻めるかわす攻めるかわすを繰り返し、はっと目が合う一瞬の間。
美『!?十兵衛さまっ?
いかん、ばれたと慌てて顔を隠す十兵衛。さすがの十兵衛も一瞬の隙。後ろからおばんにぼこーんとすりこ木でぶん殴られた。
十『あいたあ〜』
十兵衛、あっさりおばんに取っ捕まった。
十『あだあだあだあだっ!』
すりこ木で散々ボコボコにぶっ叩かれて挙げ句の果てに首根っこをひっぱられひっとらえられて行く十兵衛であります。
ソレを見送る美影。
あまりにカッコ悪い天下の柳生十兵衛に、美影首をかしげます。
美『十兵衛さまってことはないよね』

本日はここまででございます。
| 大地丙太郎 | 踊る!柳生十兵衛 | 17:48 | comments(0) | - |
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