大地丙太郎文庫

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踊る!柳生十兵衛 04
お待ちかね、待ってなくてもお待ちかね。『踊る!柳生十兵衛』の続きを申し上げます。
十『おいおいっ! かわい子ちゃんになんてコトするんだ!』
がっつーん!
又十郎に跳び蹴りする柳生十兵衛。ころがる又十郎。
又『なにやつっ!』
と、ここまでが前回のお話でございました。
組『おおーっ?』
又十郎柳生組が驚いている最中に、十兵衛さっさと可愛い子ちゃんを素早く助けます。
又『何ヤツっ!』
又十郎も素早く立ち直って叫びます。
ボスの声にようやく又十郎柳生組、構えます。
又『兄者?』
十兵衛を見た又十郎、兄と気がついた。
十『お前』
十&又『なにをやってるの(ですか……)?』
二人同時の台詞であります。カッコの中は又十郎のみの付けたし。
十&又『……別に……
白を切るふたり。また二人同時。仲が良いのかさすがは兄弟。
又『兄者、その女は豊臣の落とし胤っ、菜々ですっ、お渡し下さいっ!』
十『ん?(菜々を見る)』
又『その者は、豊臣家の埋蔵金の在り処を記した地図を持っているのです!』
十『ほっ?(菜々を見る)』
又『これ、本来は兄者の仕事だったのですよっ!』
十『そうなの?(又を見る)』
よくわかってない十兵衛、父・但馬守の話聞いてなかったもんね。
十兵衛一瞬の逡巡あれど、菜々を見まして結論出す。
十『かわい子ちゃん優先っ!』
やっぱりね。
又『兄者っ!』
十兵衛、菜々を負ぶって又十郎に背を向けて逃げ出す。
一方、先ほどおばんに連れ去られた十兵衛を、やっぱり『アレ、十兵衛さまじゃないかな〜』と思い直しぶつぶつ言いながら戻ってきたのは、かの柳生忍群切っての美女忍者・美影であります。
と、美影、前方から走ってくる十兵衛の姿が見えた。
美『おお、あの方じゃ。
いや見れば見るほど十兵衛さまに似ている。よし、この際本人に思い切って訪ねてみよう、あ、すまぬ、少々尋ねたきことが
美影、呑気に十兵衛に声をかけた。
走って来た十兵衛、美影と見るや
十『美影っ、あいつら頼むっ!』
言い放ってそのまま美影の脇をすり抜けて逃げてゆく。
美『え? あ、やっぱり、じゅじゅじゅ……』なんて言ってるうちに十兵衛はもう真っ直ぐ彼方に逃げて行っちゃった。
美『柳生十兵衛え〜っ!』
美影さん、指差して叫んだりなんかして。
その美影の声に反応したのは、なんと十兵衛の背中に背負われている美少女でありました。
少女の名は奈々。このお話を最初からじんわりと読み込んでおられる方は、もう奈々ちゃんが何者かはわかるはず。なにげにネタバレ。
その奈々が十兵衛の背中ではっとした。そして、今自分を担いでいる男を見ます。
奈『柳生十兵衛
何故かその目には憎しみが浮かんでいたのでございます。
一方、美影。
美『十兵衛さまっ! 申し上げたきことがっ! 又十郎様がっ!』
美影さん、そもそも十兵衛に又十郎の野望を伝えるための旅でございました。
その又十郎と又十郎柳生組が、十兵衛を追ってやって来ます。
それに気づいて焦る美影。
美『えっ? あ、又十郎様っ、まずっ!』
さっと顔を隠す美影さん。同じ柳生だから当然顔見知りなのであります。
又十郎柳生組、バラバラとやって来て、道に立ちはだかる美影にさっと剣を向けます。
頭領又十郎が出て来ます。
又『貴様、何者だ!』
どっきんの美影。顔を袂で隠して、
美『怪しい者ではありません〜』
声色変えて電ボみたいな声で言ってみる。
又『美影かっ』
美『うばれたっ
美影さん、声色のヘタな忍者でありました。
又『貴様、十兵衛兄者の世話係をやっていた柳生忍軍の美影だな。兄者の指示かっ!? 邪魔立てするとお前も斬るっ!』
美『え〜! ちょちょちょ
又十郎柳生組、抜刀し、美影に斬りかかる。
美『あれ〜? 戦うハメになってるんですけど〜っ』
美影、逃げて行った十兵衛の方を見ます。
十兵衛の姿はすでにどこにも見当たらず。
美『ちくしょー』
美影さん、ピンチっ!

(つづく)






| 大地丙太郎 | 踊る!柳生十兵衛 | 17:59 | comments(0) | - |
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